「球磨焼酎」

良質な水と米に恵まれた熊本県の人吉・球磨地方の名産!
「球磨焼酎」というブランド米焼酎!
約500年前の室町時代から、熊本県南部の人吉では良質な米焼酎が作られてきました。それが「球磨焼酎」!
現在も熊本県南部、人吉・球磨地方には、28の蔵元が点在しており、伝統の製法と味を守り続けているそう。
そんな球磨焼酎を紹介します。
どんな味!?

マイルドでスッキリ、軽やかな味わいが特徴!
28の蔵元により、各々の伝統の味と製法を守り続けているそんな「球磨球磨」ですが
各蔵元の銘柄を合わせるとなんと200種以上!
どれも芳醇な香りと深いコクがあるが、スッキリと飲みやすいのが「球磨焼酎」の味の特徴!
この洗練されたスッキリとした味は、
人吉地方を流れる球磨川(日本三大急流の一級河川)がもたらす、最上級の水から作られているからか?
どのように作られているの?
米や麹を蒸留して作られる米焼酎。
「球磨焼酎」の製法は、主に「減圧蒸留酒」と「常圧蒸留酒」の二種に分かれています。
また、その他にさらに樫の木の樽で貯蔵した「樽熟成酒」があります。
「減圧蒸留酒」
蒸留器内の空気を真空ポンプで抜いて減圧し、
低温でゆっくりともろみを蒸留して作られる手法。
マイルドで香り豊かかつ、軽快な味わいが生み出される手法で、昭和50年頃から普及し、今では多くがこの方法で作られている。
「常圧蒸留酒」
水の沸点が100度以上の状態かつ大気圧で蒸留する手法。
これが古くからある「球磨焼酎」の伝統的な製法で、「減圧蒸留酒」とは、また異なった独特な香りと芳醇な味わいと生み出す。
「樽熟成種」
「減圧蒸留酒」または「常圧蒸留酒」を樫の木の樽で熟成貯蔵したもの。
淡い琥珀色になり、甘みと香りが強まるのが特徴。
何がオススメ?
好みの味を選ぶのが一番!
価格ではなく、本当に自分が好きな味を選ぼう!
ピュアで日本酒のようなスッキリ、純粋な口当たりが好みなら「減圧蒸留酒」を。
芋焼酎のような深いコクや香りを求めるなら「常圧蒸留酒」を。
ウィスキーのように香り強く、洋酒に負けないレベルの豊潤さを求めるなら「樽熟成酒」を。
それぞれ、好みに合った最適の「球磨焼酎」を探してみてください。
飲み方は?

最もオススメするのは「直燗」という飲み方です。
「球磨焼酎」の伝統的な飲み方で、香りの立ち上がりや、口当たりのまろやかさは、他の飲み方では味わえないだろう。
「直燗」とは、焼酎を注いだ酒器をそのまま直火にかける飲み方。
これは「ガラ」と「チョク」と呼ばれる伝統的な酒器を使い、「ガラ」と直火にあてて直燗にする。
ぜひ、機会があれば、この飲み方を挑戦してみて欲しい。
しかしながら、人吉地区以外での、最もポピュラーな飲み方は「お湯割り」だろう。また、じっくりと味を楽しみたいなら、薄めずに少量を口に含む「ストレート」も多い。
動画で紹介!
最後に
「球磨焼酎」の産地は、熊本県の南端にある人吉市と球磨郡4町5村(錦町・多良木町・あさぎり町・湯前町・球磨村・五木村・山江村・相良村・水上村)の総称。九州山地に囲まれた盆地に、日本三大急流の一つである球磨川などの清流が流れ、美しい自然に恵まれた場所。
良質な緑と水に囲まれた産地だからこそ作ることが出来る「球磨焼酎」を一度は飲んでみてください。
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